Transatlanticの名が示す通り、大西洋を挟んであっちとこっちで活躍するミュージシャンが結集。ビバップ以前、オールドスウィング時代の雰囲気を纏った珠玉の15曲。
パリで活躍するDuved Dunayevskyのギターはまさに戦前のジャンゴを彷彿とさせるプレイスタイルで、新世代のジプシージャズギタリストの音数の多さとは対極で、色々聞いて結局ジャンゴに戻った時の安心感に似た心地よさを持ったサウンド。
Tatianaのボーカルが入るとまさにジャンゴがボーカルのバックで弾く戦前のSP盤を彷彿とさせ、時にグラッペリ、時にベヌーティーのような二人のバイオリンプレイヤーがそこに華を添えます。とにかく芸達者な5人のプレイヤー+ボーカルが紡ぎ出す音楽は、80年以上前のそれをそのまま冷凍保存してきたかのような新鮮さを保ったアルバムです。
<¥2,200 w/tax>
<収録曲>
1. More Than You Know
2. Mississippi Mud
3. Sl Tu Vols Ma Mère
4. I'd Rather Be Blue
5. Mr. Bear
6. Guilty
7. Coquette
8. I'll Never Say Never Aganin. Again
9. Chicago
10. Seule Ce Soir
11. Place De Broukère
12. Cabin In The Pines
13. Some of These Days
14. Japanese Sandman/China Boy
15. Sunshine Of Your Smile